大師堂(Taishido)

 宗祖弘法大師の慈悲と智慧が満ち溢れる濃密で神聖な空間です。内陣近くの壁面に掲げられた胎蔵界・金剛界の両界曼荼羅は 山西(中国産)の黒御影石に「影彫り」という手法で彫られ、彩色された貴重な曼荼羅です。


この般若心経の屏風は、「韓国の国宝に…」ともいわれる程のもので、友好の記念として韓国の栗林園の李禅黙僧正から頂いたものです。


 御仏へ自身の全てを投げ出して書かれたといわれる、この「般若心経」を是非御覧下さい。




両界曼荼羅と同じく影彫りされた円山応挙の「雪松図」。この「雪松図」も床に敷き詰められています。

「仏法遙かに非ず 心中にして即ち近し」(「般若心経秘鍵」)の言葉どおり、お大師様が示された悟りの世界は 遙か遠くにあるものではなく、自身の心の中にも必ず存在するのだということを、この大師堂で瞑想を通じて 観じて頂きたいと思います。

−拝観について−

拝観料 大人(中学生以上)500円 小学生200円
拝観チケットの受付は、各寺務所・受付にて行っております。
なお、拝観チケットは当日のみ有効とさせていただきます。