精霊流し

 毎年盂蘭盆会の最終日に精霊流しの法要を行います。参加なされた皆様には、法要中に用意してございます紙位牌(カミイハイ)に 閼伽水(アカスイ)を流して、御先祖様の煩悩(ボンノウ)や穢(ケガ)れを落として供養させていただきます。
 「精霊流し」は彼岸供養、盂蘭盆会(お盆供養)それぞれの最終日に、期間中供養致しました御先祖様の紙位牌を 川や海などへ流す儀式を示しているのですが、そこには、私たちの魂がもともと存在したところである大日如来のもとへと お送りする意味が込められているのです。そしてまた、大いなる自然の中へ、あるいは本来の姿へ、魂が修行している場所へ お返しするという意味も込められているのです。