梵鐘堂(Bonshodo)
「一音を聴くことで一罪を滅す」といわれる梵鐘は無明(無知)の闇を破り、菩提正覚(さとり)を成就させる法器です。

 2005年12月11日、衆生救済、密教興隆、世界平和を祈念して、御堂の落慶と共に開眼されました。

重さ1.1トン、高さ1.7メートル、口径1メートルのこの梵鐘には、鋳造の際、多くの方々の願いが込められた銅塔婆が 一緒に鋳込まれております。

滅罪の思いを込め、撞いていただきますと、各々の煩悩は消え去り、心地よい鐘の響きとともに所願が成就していくことでしょう。

「夫ノ槌一打三千之衆雲集霜鐘三振四生之苦氷鎖」



〜それノ槌一たび打てば、三千の衆、雲のごとくに集まり
      霜鐘(ソウショウ)三たび振るえば、四生の苦、氷のごとく鎖ゆ〜

鐘を一たび打ち鳴らせば三千世界(全世界)の大衆が雲のごとく来襲し、 またその鐘を三たび打ち鳴らせば、四生(胎生、卵生、湿生、化生の四種類の生きとし生けるもの)の苦患(苦しみや煩い)が 氷のごとくに解け去るという功徳がある。
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