タイ・カンボジア巡礼

平成18年7月22日〜7月29日

 今回の巡礼では、世界三大仏跡の一つに挙げられているミャンマーのバガン遺跡を中心にミャンマー国内と 隣国タイの寺院を巡礼させていただきました。 林立するバガンのパゴダ群を眺めていると悠久の時を越え、 古い時代にタイムスリップしたかのようなそんな空気に包まれ、時の流れも忘れ、その風景に引き込まれていきました。 ミャンマーは仏教国で、国民の8割が熱心な仏教徒です。

 当たり前のようにパゴダ(寺院)へ足を運び、お祈りをし、仏様へ施しをします。 日本人が忘れてしまっている物がたくさん残っているように感じました。 また、ミャンマーでは第二次世界大戦時にたくさんの日本人が戦死し、その慰霊碑が多く建てられています。 当時は、多くのミャンマーの人々が犠牲になったにもかかわらず、たくさんの日本人がミャンマーの人々の優しさに助けられました。 ミャンマーはそのような歴史が流れている国でもあるのです。今回はその中の1つの慰霊碑の前でお勤めをさせていただきました。 また、3カ所の小学校に立ち寄り、日本から持参した文具を寄与させていただきました。

 隣国タイでは、5年前に訪れたワットポー(涅槃寺)、ワットアルン(暁の寺院)、アユタヤ遺跡などを再度巡礼しました。 前回は急ぎ足での巡礼でしたが、今回はバンコク市内でもアユタヤでも各寺院でゆっくりとお勤めをすることができました。 また、ライトアップされたアユタヤ遺跡も充分に堪能し、充実した時間を過ごさせていただきました。

 今回の巡礼が決定した後、ミャンマーで活躍している日本人、吉岡秀人医師(国際医療奉仕団ジャパンハート代表) との御縁をいただきました。吉岡先生の活動を拝見して私たちに少しでもお力添えをすることができればという想いで、 元X-JAPANのトシによるチャリティコンサートや鹿児島出身の落語家・三遊亭歌之介さんによるチャリティ独演会を 青隆寺で初めて開催し、皆様から多くのご協力をいただきました。 そして今回の巡礼でその寄付金を直接吉岡先生にお渡しすることができました。 吉岡先生、並びにスタッフの方々の思いが加わって、一人でも多くのミャンマーの子供達が救済される事を願っております。 最後になりましたが、皆様方からいただいたご協力に心より感謝いたします。

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