聖観世音菩薩

 2003年3月6日、中国は厦門(アモイ)より聖観世音菩薩像をお迎えいたしました。 そして、7日、小雨のそぼ降る中、開眼法要が無事とり行われました。 蓮台を二つ重ねた上に立っていらっしゃる観音様の全高は約8メートル。 慈悲深い眼差しと微かに笑みをたたえていらっしゃる口元には、ついつい心を引き込まれ、時の経つのも忘れてしまうほどです。

 あらゆる所にあらゆる姿で自由自在に現れ、人々に救いの手を差し伸べてくださる観音様は、 昔から人々の信仰を多く集めてきました。その観世音菩薩の功徳につきましては、皆さんが読経していらっしゃる 「妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五」(ミョウホウレンゲキョウカンゼオンボサツ フモンボン ダイニジュウゴ)の中に書いてございます。

 例えば、数限りない多くの人々が、様々の苦しみや悩みを受けていたとしても、一心に「南無観世音菩薩」(ナムカンゼオンボサツ)と 唱えれば観音様はその声を観(カン)じて、その苦しみから解き放してくださいます。そして、観音様はその人の求める姿に応じて 様々に姿を変え、法(オシエ)を説いてくださるのです。また、人間は様々な事柄に恐れや怯えを感じたりするものですが、 観音様はその勝(スグ)れた智慧でその恐れをも取り除いてくださるのです。

 青隆寺にいらっしゃった観音様も憐(アワ)れみと慈(イツク)しみの心で、常に私たちを見守ってくださることだと思います。 そして、参詣(サンケイ)される皆様に、声なき声で多くを語りかけてくださることでしょう。