仏教の開祖であるお釈迦様(ゴーダマ・シッダールタ)が布教してまわられた国・インド。
その聖地を巡る旅であることはもちろん、参加された信者の皆様の自分探しの旅でもあったでしょうし、
お釈迦様の足跡を辿る旅でもありました。
お釈迦様が悟りを開かれたといわれているブッダガヤーを訪れ、菩提樹の下でお勤めをしました。
また、悟られた後5人の比丘に出会われ、最初に説法をなされた地であるサールナートを訪れたときには、
仏塔・ダメーク塔の真上に突然輪を描いた虹が出現するという奇跡が起こり、静かな感動を呼び起こしました。
また、大日如来が直接金剛薩タ(コンゴウサッタ)に説法されたといわれているサーンチー。生と死、浄と垢、
あるいは過去・現在・未来という悠久の時間の流れなど、あらゆるものが混沌として流れているガンジス川での沐浴。
日本という狭い世界に閉じこめられているだけでは、考えも及ばないような、あるいは日本人の常識と呼ばれているものを
根底から覆すような驚きと感動とある意味での破壊をもたらしてもらえるインド。今回の巡礼だけでは、
ごくごく一部を見ただけに過ぎないようでした。